AUDIO OUTPATIENT

音声外来

音声外来は、日常生活やお仕事で重要な役割を果たす「声」に関連するお悩みや障害に特化した専門外来です。声に関するトラブルには様々な背景や原因があり、それぞれに応じた治療やケアが必要です。 「声が出にくい」「声がかすれる」「以前より高音が出にくい」「声が震える」などの声の変化や問題は、QOL(生活の質)を大きく低下させることがあります。高槻市西町にある大津耳鼻咽喉科・ボイスクリニックでは、長年、専門的な音声治療を行ってきた院長が、言語聴覚士とともに最善の治療方針を提案させていただきます。

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FEATURE当院の音声外来の特徴

「声」は大切なコミュニケーションツール

音声外来

人の声は日常生活、お仕事、趣味、人間関係を豊かにするための大切なコミュニケーションの手段です。特に歌手、声優、アナウンサーといった職業上、声の質が非常に重要となる方、教師や保育士、営業職などのお仕事に就かれている方にとって、「きちんと声が出せる」かどうかは重要な問題となります。
またQOL(生活の質)を高めるためにも、声の健康を維持することは非常に重要です。

TROUBLEこのようなお悩みは
ありませんか?

  • 声が出にくい
  • 声がかすれる
  • 話す際に声が詰まるような感覚がある
  • 高音域の声を出すのが難しい
  • 裏声が出づらく、歌う際に制限を感じる
  • 一部の単語や文を発音する際にどもる
  • 特定の言葉を発音するのが困難
  • 会話の途中で声が絶えてしまうことがある
  • 発声する際に声が震える
  • 喉に過度な緊張を感じ、会話を続けるのが疲れる
  • 声の出方が一定せず、時折、声が出にくい瞬間がある

など

MEDICAL音声外来案内

音声障害の原因

音声障害とは、声が正常に発せられない、または上手く声が出ない状態のことを指します。こうした障害は声帯の異常や疾患(声帯炎、声帯ポリープ、声帯結節など)、声帯の動きに関する障害(声帯麻痺、痙攣性発声障害など)から生じることが多いです。

また、声の出し方や発声方法が不適切であったり、ストレスが影響して音声障害の原因となることがあります。

加齢・喉の酷使も原因に

加えて、年齢と共に声帯が細くなることで起こる音声障害や、喉の過度な使用が原因となる音声障害も増えています。こうした声の問題は、放置すると深刻な状態に進行する可能性がありますので、そのままにせずにお早めに当クリニックへご相談ください。

例えば声のかすれや嗄声は、喫煙者の場合、喉頭がんの初期症状の可能性があるなど、見過ごすことのできないサインとして受け止める必要があります。

発声障害に関わる様々な疾患

声のトラブルを引き起こす疾患は多岐に渡ります。声帯の異常、喉の病気、さらには発声方法や声の出し方の癖まで、多種多様な要因が声の質や発声に影響を及ぼすことがあります。

当クリニックの音声外来では、声帯ポリープ、声帯麻痺、声帯結節、喉頭がんなど、様々な疾患の中から患者様の声の症状の原因を明らかにし、適切な治療を行います。

急性の声帯炎

風邪や感染が原因で声帯が赤く腫れ上がった状態です。声の発声が難しくなることがあります。

声帯ポリープ

声帯に突起が生じる疾患で、主な症状として声のかすれや濁りが現れることがあります。喉を使いすぎるほか、過度の咳払いや喫煙などの刺激によって引き起こされることがあります。

声帯麻痺

声帯麻痺は、声帯の動きを制御する筋肉が機能しない状況を指します。腫瘍や外傷、神経へのダメージによって生じることが多いです。主な症状として、声のかすれ、むせるなどの症状があり、声帯の動きが停止すると呼吸にも影響を及ぼすことがあります。

声帯麻痺は一方の声帯だけでなく、両方の声帯にも影響を及ぼすことがあり、女性の方が男性よりも頻繁に発症することが知られています。

声帯結節

声帯の表面に硬質の隆起ができる疾患です。特に歌手や職業柄、喉を酷使することの多い方(学校の先生、アナウンサー、司会業など)によく見られます。日常生活では影響が少ないことが多いものの、特に高音を出す際に声の問題が現れやすいという特徴があります。

ポリープ様声帯

声帯が水ぶくれ状に腫れる疾患です。特に喫煙者に多く見られ、声の質が低下します。進行すると、呼吸がしづらくなることもあります。

喉頭がん

喉にできる悪性腫瘍で、声帯上や声帯下の領域に腫瘍が生じた場合、早期に異常に気づきにくくなるため、定期的な検診が重要です。

音声外来

発声障害の検査AUDIO OUTPATIENT

内視鏡検査

内視鏡検査

内視鏡を使って、声帯の微細な変化や病変を観察します

声帯動作の分析

声帯動作の分析

発声時の声帯の動きや振動の様子を詳しく分析します。

声の特性の計測

声の特性の計測

声の質や特性を、空気の流れや声の周波数を測定する
「音響特性分析」で客観的かつ詳細に評価します。

発声障害の治療

音声障害の治療には、「音声治療」や「外科手術」などがあります。患者様お一人おひとりの声の状態やライフスタイル、ご希望に合わせて、最適な治療方法をご提案いたします。

音声治療:声のリハビリテーション

当クリニックでは、声の質を高めるための「音声治療」を行っています。この治療は言語聴覚士が中心となって発声方法の改善や、日常での声の使い方のアドバイスを行うものです。

音声治療を通じて、声の健康を維持・回復し、日常生活やお仕事でのコミュニケーションをより快適にするお手伝いを致します。

音声治療の内容

音声治療には様々な方法があり、その一例として、正しい発声のための共鳴の練習や、腹式呼吸のトレーニング、ハミングを用いた喉頭マッサージなどが行われます。

さらに、声帯麻痺のように特定の声帯が動かない患者様に対しては、特定の声帯をマッサージする方法や、電話の際に特定の方法で声を出すことで、通話の質を向上させる指導などが行われます。

音声障害の手術について

音声障害の治療として手術が適切であると判断した場合、病状や疾患の種類にもよりますが、当クリニックの院長が連携病院で手術を担当することも可能です。

当クリニックの院長はこれまでに、がんや大動脈瘤などの影響で声帯が正常に動かなくなった患者様への治療に力を入れて取り組んできており、手術を通じて声帯の動きを回復し、自然な声を取り戻すことを目指します。

また、発声障害への手術を行った実績があり、幅広い治療の選択肢の中から、より良い治療をご提案します。

ボトックスを用いた治療

音声障害に対しては、基本的に音声治療(声のリハビリテーション)から始めますが、リハビリだけでは効果が見られない場合には、手術などの直接的な治療を検討します。
痙攣性発声障害に関してはボトックスを用いた治療があります。これはボトックスを注射して喉の痙攣を一時的に抑える方法ですが、治療効果の持続時間は約3~4ヶ月から半年程度です。ボトックスの効果が一時的であることを踏まえて、内転型痙攣性発声障害の患者様にはその後の治療方法として手術という選択肢もご案内いたします。
それでも手術を希望しない場合や、手術に対して不安がある場合には、ボトックス治療を継続するという選択肢もあります。
外転型痙攣性発声障害に関しては現時点では有効な手術はなく、ボトックス投与を継続していくことになります。

GREETINGご挨拶

テキスト
テキスト

音声の専門外来

「声が出にくい」「声がかすれる」「以前より高音が出にくい」「声が震える」などの声の変化や問題は、QOL(生活の質)を大きく低下させることがあります。高槻市西町にある大津耳鼻咽喉科・ボイスクリニックでは、長年、専門的な音声治療を行ってきた院長が、言語聴覚士とともに最善の治療方針を提案させていただきます。

大津耳鼻咽喉科・ボイスクリニック

院長大津 和弥Otsu Kazuya

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TEL.072-693-4888

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