内視鏡検査

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耳鼻咽喉科における内視鏡検査とは?

耳鼻咽喉科における内視鏡検査とは?

内視鏡を使用することで、実際には見ることができない患部の状態を見ることができ、的確な診断が行えます。例えば、鼻で使用する内視鏡では、先端が細く自由に曲げることができるようになっており、隠れたところにある病気も見つけることができます。

耳鼻咽喉科での内視鏡は、胃カメラなどに比べて先端が細く痛みが少ないのが特徴です。

検査部位による特徴は以下の通りです。

検査部位 検査時間 痛み 対象年齢
数秒 なし 1歳未満から
鼻の中や喉の奥 1分弱 スプレーやジェルによる麻酔を使用するため違和感程度 小学生ぐらいから

 

そして、画像を残すことができることで以前の画像との変化を比較でき、どれくらい良くなったのか、悪くなったのかがわかります。

 

どのような症状がある時に行うのか?

症状の程度やいつ頃から出現しているかにもよりますが、以下のような症状が出ている場合、診察時に必要と判断されれば内視鏡検査を行うことがあります。

部位 症状
  • 耳が詰まっている感じがする
  • 聞こえにくい
  • 耳鳴りがする
  • 痛みがある
  • 耳だれがある

など

  • 鼻詰まり
  • 鼻水
  • 鼻血
  • 鼻が臭う
  • 鼻水が喉に流れる

など

ロ・喉
  • 声のかれ
  • 喉の違和感や異物感
  • 血痰

など

 

声のかれや喉の異物感・違和感、咳・痰(血痰)の症状がある場合は、咽頭・喉頭炎の状態、下咽頭・喉頭腫瘍の有無を確認するために、必ず内視鏡検査を行います。

どのような疾患の発見に役立つのか?

内視鏡検査を行うことで早期発見が期待される疾患や状態は以下の通りです。

 

部位 疾患や状態
  • 中耳炎
  • 滲出性中耳炎
  • 外耳炎
  • 真珠腫性中耳炎
  • 外耳道真菌症

など

  • 鼻の粘膜の腫れ
  • 副鼻腔炎に伴う鼻茸
  • 鼻出血の出血
  • 鼻腔腫瘍
  • 上咽頭腫瘍

など

ロ・喉
  • 咽頭・喉頭炎
  • 声帯ポリープ
  • 咽頭がん、急性喉頭炎
  • 喉頭蓋のう胞
  • 反回神経麻痺

など

 

内視鏡検査により疾患や症状が認められた場合は、ご相談のうえ、適切な治療を進めていきます。

内視鏡検査のメリット

患者様の理解を得られやすくなる

内視鏡による画像がなければ、医師からの説明のみになります。「赤くなっている」「腫れている」と言われても、どの程度の症状なのかを理解するのは困難です。

内視鏡画像があれば、患者様に画像を見てもらいながら説明ができるため、患者様に疾患についての理解が得られやすく、治療方針についても納得していただきやすくなります。

また、患者様も自身の画像を何度も見ることで、自身の疾患の状態を理解でき、治療上望ましい行動が促されるといった効果もあります。

より正確な診断ができる

肉眼では死角になっており見えない、見えづらい箇所を画像で映し出すことができるため、内視鏡検査を実施することで正確な診断が行えます。何より肉眼で見るより、内視鏡を通して確認した方が見えやすいことも多く、的確に診断ができます。また、状態がはっきりとするため、今後の治療方針も立てやすくなります。

以前の画像と比較できる

内視鏡で画像を保存しておくことで、現在と過去の状態を比較し判断することができます。画像がなければ、記憶に頼らなければならず、間違った判断になりかねませんが、画像を比較して判断できることで、的確な治療方針を打ち出すことができます。また、患者様にも比較した画像を見てもらうことで、納得して治療を受けていただいたり、今後の治療方針を決めていただきやすくなったりといったメリットもあります。

静止画だけでなく動画も撮影

当クリニックの内視鏡は、静止画の撮影だけでなく、動画の撮影も可能です。これにより、病状の動的な変化や、呼吸・発声時の変動などをリアルタイムで確認することができます。

細径の内視鏡なので安心です

当クリニックで使用している内視鏡は、非常に細いため、患者様の不快感を最小限に抑えることができます。挿入前には適切な麻酔を施し、さらに痛み止めのジェルを使用することもあります。大人の方はもちろん、小学生や幼児でも安心して受けることができます。

 

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